【11月16日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)出場を決めたオーストラリア代表のティム・ケーヒル(Tim Cahill)が所属クラブに出場機会を求め、移籍も辞さない構えを示した。

 オーストラリアは15日にシドニーで行われた大陸間プレーオフ第2戦で、主将のマイル・ジェディナク(Mile Jedinak)のハットトリックによりホンジュラスに3-1で勝利。2戦合計スコアを3-1として4大会連続のW杯出場を決めた。

 足首の負傷を乗り越えて試合に出場したケーヒルは試合後、豪フォックス・スポーツ(Fox Sports)に対し、「どこでプレーするか、これから何をするかという点で大きな決断をしなければならない」と語っている。

 オーストラリア代表として104試合に出場し、12月には38歳になるケーヒルは、「私にはプレー時間が必要だ」と話している。

 ケーヒルは所属するAリーグのメルボルン・シティ(Melbourne City)を率いるウォーレン・ジョイス(Warren Joyce)監督から今季十分なチャンスを与えておらず、今回のコメントはW杯出場を見据えた出場機会を求める移籍示唆と受け止められている。

 ジョイス監督は16日、ケーヒルのそういったコメントは聞いていないと報道陣に対して語った。

 Aリーグの記者会見に臨んだジョイス監督は、ケーヒルを「ほかの選手と同じように」扱っていると話しており、チームはこれまでクラブと代表でバランスが取れるようケーヒルを支援してきたという。

「クラブでフル出場していないにもかかわらず、彼が(シリア戦で)120分間プレーできたのは、ここのメディカルスタッフとサイエンススタッフの功績だと考えている。このプランはティミー(ケーヒル)にとってもオーストラリアにとってもうまく機能していると思う」 (c)AFP