【11月5日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するウィリアムズ(Williams)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)は4日、今季限りで確実に現役引退すると発表した。

 これまで通算11勝を果たしている36歳のマッサは、ウィリアムズが来季のラインアップを発表していないものの、キャリアに別れを告げることを決断した。

 昨季終了後の引退を翻意していたマッサは来季も現役続行を望むことを示唆していたが、ウィリアムズはロベルト・クビサ(Robert Kubica)にシートを与えるとみられている。クビサは2011年、ラリー中のクラッシュから奇跡的な回復で復帰を果たしている。

 マッサは「知らせを受けてウィリアムズを助けるために今季戻ってくることにした。素晴らしい4年間をチームとともに過ごしているけれど、F1での僕キャリアはついに今シーズンで終わりを迎える」と語った。

 2002年にF1デビューを飾ったマッサは、選手としての時間を噛みしめてきたと振り返った。

 2009年のハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2009)予選で他のマシンから飛んできたサスペンションの直撃を受け重傷を負ったマッサは、「素晴らしい思い出を振り返りながら、残り2レースに向けて準備している。ブラジルとアブダビ(Abu Dhabi)でのレースは感動的なものになるだろうね。良い形で終わりを迎えられることを楽しみにしているし、自分のキャリアの新たなページをめくる準備を整えている」と語った。(c)AFP