最優秀賞は江蘇省の学生 「技能五輪」中国選手団が帰国
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【10月26日 CNS】「技術が僕の人生を変えた、精巧な技術が人生を光り輝くものにしてくれました!」
アラブ首長国連邦・アブダビで開かれた技能五輪国際大会(WorldSkills Competition)で史上最高の成績を引っさげて代表選手たちが帰国した21日、今大会で唯一の最高栄誉である「アルバート・ビダル賞」を受賞した宋彪(Song Biao)さんが、北京首都国際空港(Beijing Capital International Airport)で行われた歓迎式で語った。
同大会は、世界で影響力のある職業技能コンペティションで、14~19日に行われ、世界68か国・地域から参加した1260人以上の選手、6部門51職種でそれぞれの技術を競った。中国代表は過去最多となる52人が参加し、金メダル15枚を獲得し、国別メダル獲得数で初の栄冠に輝いた。
まだ19歳にもなっていない宋さんだが、今大会ではアルバート・ビダル賞と金メダルを獲得した。宋さんは江蘇省(Jiangsu)常州市技師学院(Changzhou Technician College Jiangsu Province)の学生で、今回初めて技能五輪に参加した。
「最高栄誉賞をもらえたことは、本当に予想していなかった。私が参加した「産業機械組み立て」は今回新しく追加された職種で、おそらく気持ちで勝てたのかもしれません。落ち着いてできたので、いつもより上手にできたように思います!」と、宋さんは照れながら話した。宋さんが参加した職種は4日間にわたって行われ、累計競技時間は20時間。宋さんは国内の選抜大会を徐々に勝ち抜き、今回の代表に選ばれた。
宋さんは以前、両親の言うように有名大学に通うべきなのか悩んでいた。「技術が私の新たな人生を切り開いてくれた。自分の選択は間違っていなかった、続けていいんだと実感できました」と話す。あと2年で、現在通っている技師学院を卒業する。将来について尋ねると、「道は間違っていなかった。あとはしっかり地に足をつけて歩んでいくだけです」と笑顔を見せた。
中国代表団団長で、人力資源・社会保障部職業能力建設司の張立新(Zhang Lixin)司長は、「中国代表は六つすべての部門で金メダルを獲得した。しかもそのうち4職種に関しては初参加だった」と話した。
また、同部の湯涛(Tang Tao)副部長は、「2021年に中国で開催されることが決定した第46回大会に向けての準備もしっかりと進めたい」と述べた。(c)CNS/JCM/AFPBB News