【10月23日 AFP】今年8月に現役を引退した元陸上男子短距離のスーパースター、ウサイン・ボルト(Usain Bolt)氏が22日、今後もプロサッカー界でプレーするという夢を追いかけると宣言し、仮にそれがかなわなかったとしても自分に恥をかかせるようなことはしないと語った。

 第16回世界陸上ロンドン大会(16th IAAF World Championships in Athletics)を最後にトラックから退いたボルト氏は、これまでもサッカーへの夢を公言してきており、すでにドイツ・ブンデスリ―ガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)からは練習に招待されている。

 100、200メートルの世界記録保持者で、五輪で通算8個の金メダルを獲得したボルト氏の挑戦をめぐっては、31歳という年に懐疑的な見方も示されているが、当の本人はアスリートとしては高齢な年齢が自身に不利に働くことはないと考えている。

 この日は米テキサス(Texas)州オースティン(Austin)で行われたフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の第17戦米国GP(United States Grand Prix 2017)に登場したボルト氏は、「これは個人的な目標だ。他人が何と思おうが関係ない」と報道陣に語った。

「自分にうそはつかない。もしできないと感じたら『忘れろ』と言う。自分に恥をかかせるつもりはない」

「これは夢であり、自分が本当にやりたいと思う人生の新章だ。もし真剣に成し遂げたい夢とかがあるなら、どこまで行けるか試してみたいものだろう」