【10月19日 CNS】中国新聞網傘下の中新経緯(Economic View)の統計によると、今年に入ってから、中国全土の全31省で失業保険料率が1%まで下げられることになった。これにより、給料の手取り額が多少増えることが期待される。また、失業保険金基準が向上することで、失業後に受け取れる給付額も増えるという。

 中国の人力資源・社会保障部の財政部が発表した『失業保険料率を段階的に引き下げる問題の通知』によると、2017年1月1日から2018年4月30日までに失業保険料の年率が1.5%の省(区、市)は段階的に1%まで引き下げるとしている。

 失業保険金基準が向上すると同時に、各地の最低賃金の基準も引き上げられた。失業保険の給付額は最低賃金を基準としているため、最低賃金の引き上げは、失業保険の給付額が増えたことを意味する。

 中国新聞網の大まかな統計によると、現在までに北京(Beijing)、上海(Shanghai)、江蘇省(Jiangsu)、甘粛省(Gansu)などの17地域で最低賃金基準が引き上げられている。(c)CNS/JCM/AFPBB News