【10月11日 AFP】メキシコ北部ヌエボレオン(Nuevo Leon)州の刑務所で10日朝、暴動が発生した。治安部隊によって鎮圧されたが、少なくとも受刑者13人が死亡、26人が負傷した。当局が明らかにした。

 暴動が発生したのはヌエボレオン州のカデレイタ(Cadereyta)の刑務所。一度は鎮圧されたが、後に再発。受刑者らが放火し、遠く離れた場所からでも確認できるほど大きな黒煙が上がった。

 この火災で受刑者1人が死亡した。ヌエボレオン州の報道官が記者会見で発表したところによると、その後、受刑者らが看守3人を人質に取る事態となった。交渉が行き詰まったため治安部隊が突入すると、受刑者らが投石や鉄パイプによる殴打で応戦した。

 250人余りの受刑者を鎮圧するには通常の装備では不十分で、州の報道官によると、夜になって看守3人の命を守るため殺傷力のある武器を使用し、これまでに受刑者13人が死亡、26人が負傷した。(c)AFP