【10月10日 AFP】17MLBは9日、プレーオフのア・リーグ地区シリーズ(5回戦制)が行われ、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)が5-4でボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)を下し、シリーズ戦績3勝1敗でリーグ優勝決定戦に駒を進めた。

 アストロズは8回、アレックス・ブレグマン(Alex Bregman)がレッドソックスのエースで2番手として投入されたクリス・セール(Chris Sale)に同点本塁打を浴びせると、続く二死の場面ではジョシュ・レディック(Josh Reddick)が守護神クレイグ・キンブレル(Craig Kimbrel)から適時打を放ち、勝ち越しに成功した。

 アストロズのA.J.ヒンチ(A.J.Hinch)監督は、「このシリーズに勝てる手応えはあったが、厳しい戦いになることは分かっていた。(シリーズ戦績を)2-0でリードしても、レッドソックスは本拠地フェンウェイ・パーク(Fenway Park)ではまったく違うチームになる。それでも、うちの選手たちは戦い抜いてくれた」とコメントした。

 アストロズはシリーズ初戦で先発したジャスティン・バーランダー(Justin Verlander)が、プレーオフではキャリア初となるリリーフ登板を果たし、勝利投手となっている。

 ア・リーグのもう一試合では、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)が7-3でクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)を退け、シリーズ戦績を2勝2敗の五分に戻した。

 本拠地ヤンキースタジアム(Yankee Stadium)で行われたシリーズ第4戦で、ヤンキースは2回にここまで11打席連続無安打だったアーロン・ジャッジ(Aaron Judge)がシリーズ初打点となる2点適時打を放つなど、このイニングだけで4得点を稼いだ。

 ヤンキースの先発ルイス・セベリーノ(Luis Severino)は、打線の援護で余裕のリードを保ちながら7回を4安打3失点に抑えた。4日に行われたワイルドカードゲームのミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)戦では1回途中で降板したものの、この日は9奪三振の力投をみせた。

 11日のシリーズ第5戦は、インディアンスの本拠地クリーブランド(Cleveland)で行われ、この試合の勝者がアストロズとのリーグ優勝決定戦に進出する。(c)AFP