【10月8日 AFP】足の骨折で戦線を離脱しているドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)とドイツ代表の守護神マヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)が7日、自身の復帰が3月にずれ込む可能性を示唆した。手術した足の回復が予定よりも長引きそうだという。

 ノイアーの復帰時期はこれまで1月ごろとみられていたが、本人がクラブの公式チャンネルで「足のけがは良くなっているけれど、長ければ半年かかる。すべては回復のプロセスがどうなるか次第だ」と明かした。それでもノイアーは、リハビリが順調に進んでいることから「非常に前向きにとらえているし、うまくいくと考えている」と話している。

 現在31歳のノイアーは9月の練習中に左足を骨折。4月に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)準々決勝のレアル・マドリード(Real Madrid)戦で同じ部分を骨折し、そのけがから復帰した矢先の出来事だった。

 主将を務めるノイアーの離脱が長引く見込みになったことは、クラブにとってさらなる痛手となった。リーグで波に乗れない序盤戦を送ったバイエルンは、チャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)戦で0-3の大敗を喫した直後、カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)前監督を解任。6日には老将ユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)氏が復帰して自身4度目となるバイエルン指揮官の座に就き、チームの立て直しを目指すことが発表された。

 一方、ドイツ代表のヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督は、2018年に行われるW杯ロシア大会(2018 World Cup)までには、ノイアーの状態も戻るだろうと状況を楽観している。

「できる限り早く戻ってきてほしいと思っているし、マヌエルがコンディションを非常に素早く戻せる選手であることは分かっている。彼の復帰は極めて重要だ。何しろここ数年の世界最高のGKなのだから」 (c)AFP