【9月30日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の田中将大(Masahiro Tanaka)は29日、トロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)戦に先発登板し、メジャーでは最多となる1試合15三振を奪い、7回無失点の好投を見せた。試合はヤンキースが4-0で勝利した。

 今季最終登板となった田中は、ヤンキース入団4年目にして最高の投球を披露した。

 レギュラーシーズン2試合を残しているヤンキースは、すでにワイルドカードゲーム進出は確定している。

 今季15三振を奪ったのは、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)のスティーブン・ストラスバーグ(Stephen Strasburg)のみとなっている。

 田中は今季の戦績を13勝12敗とし、日米通算11シーズン目で最も高い防御率4.74でレギュラーシーズンを終えた。

 田中は「今年は好不調の波が激しかった。今年は学びの年として捉えたいと思っている。将来振り返ってみたとき、今年はたくさん苦しんだ中から学ぶことができた一年だったと振り返られるようになれば良いと思う」と語った。

 敵地トロント(Toronto)で3本塁打を許してブルージェイズに1-8で敗れてから1週間、田中は見事に立ち直り、今季5度目、メジャー通算12度目となる二桁奪三振を記録した。

 田中は5回二死までブルージェイズ打線を65球で完璧に打ち取り、ブルージェイズの安打をエセキエル・カレーラ(Ezequiel Carrera)とライアン・ゴインス(Ryan Goins)の単打とジョシュ・ドナルドソン(Josh Donaldson)の二塁打の3本に抑えた。

 今年7月28日のタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)戦で14三振を奪っていた田中はスプリットを駆使して自己記録を更新した。(c)AFP