18年春夏ロンドンコレクション:ハイライト
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【9月20日 AFP】英ロンドン(London)で15日から19日までの5日間、18年春夏ロンドンコレクションが開催された。今シーズン、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」や「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」らが、新作の発表の場としてロンドンを選んだほか、ランウェイを彩った出来事は様々。まさに多様性に富んだファッションウィークとなった。
■アルマーニとヒルフィガー
ファッションウィークの中でも新参者のロンドンファッションウィーク。今年は業界のビッグネームである、イタリアのジョルジオ・アルマーニと米国のトミー・ヒルフィガーが新作を発表し、他のファッションウィークに引けを取らない存在感を示した。アルマーニは11年ぶりに英国でコレクションを披露し、ヒルフィガーは米国外では初となるショーを開催。ファッションウィークのフィナーレを飾った。
欧州連合(EU)からの英国の離脱(ブレグジット、Brexit)の影響で、経済低迷や才能ある人々の出国が危ぶまれる中、有名デザイナー2人のショーは願ってもない形で英国ファッション業界を活性化させた。
■ランウェイの多様性
英国出身のモデル2人によって、ファッション業界における多様性の大切さを印象付けられた。
生まれつき左前腕がなかったケリー・ノックス(Kelly Knox)は、ブルーのロングドレス姿で「ティータム・ジョーンズ(Teatum Jones)」のランウェイに登場。「私は意味があってこの体に生まれた。壁を乗り越え、道を照らすことで他の人を勇気づけなければならない。やらなければならないことが、たくさんある」とツイッター(Twitter)で思いを明かした。
ジョーダン・ダン(Jourdan Dunn)は7日に開催された「トップショップ(TOPSHOP)」のショーで、ライトブルーの衣装を身にまといランウェイを闊歩(かっぽ)した。同ショーでは他にも、Tシャツにデニム合わせたルックを黒人モデルが披露した。
ロンドンファッションウィーク期間中、ダンはある出来事をきっかけに、ロンドンのとあるナイトクラブに行かないようツイッターを通じて呼びかけた。ダンの投稿によると「あそこは黒人が嫌いなのよ!」
■「アマゾン」のショー
ニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)が手掛ける「ニコパンダ(Nicopanda)」とタッグを組んだのは、米インターネット小売大手「アマゾン(Amazon)」。ショーでは、印象的なこのコラボレーションから生まれた6点の特別なアイテムが披露され、これらはショー終了直後から販売を開始した。(c)AFP/ Edouard GUIHAIRE