【9月18日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは17日、第5節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)と0-0で引き分けたアーセナル(Arsenal)のアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、チームの精神面での成長を誇った。

 スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)から6試合ぶりに勝ち点を持ち帰った指揮官は、勝てていた可能性もあったとの見解を示している。たしかに少なくともゴールを決めていてもおかしくない場面はあったが、史上最高額で獲得したアレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)はゴールを決めることができなかった。

 この引き分けでアーセナルは勝ち点を7に伸ばしたが、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)とマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との勝ち点差は6に広がった。一方でアーセナル戦では3試合連続で退場者を出したチェルシーは、首位と勝ち点3差の3位となっている。

 ベンゲル監督は0-4で大敗したリバプール(Liverpool FC)戦を指しながら「問題はメンタリティー、前回のアウェーゲームからどう立ち直るかだった。きょうは勝てるチャンスがあった。激しい試合で、ピッチの至る所でバトルになっていた」と話した。

「今は移籍期間ではないし、リバプール戦ではその影響がチームにあった。われわれも人間だ。シーズンに55試合を戦えば、内容の良くない試合もある」

 さらにベンゲル監督は、最初から引き分け狙いだったわけではなく、勝ち点3を目指していたと話し「集中していたし、強い気持ちを持っていた。ボールを持ってサッカーをプレーし、勝利にも近づいた。もう少し自由があれば勝てていたはずだ」とコメントした。

「(退場になった)ダビド・ルイス(David Luiz)については、過剰なタックルに見えた。セアド・コラシナツ(Sead Kolasinac)とどのくらいの接触があったかはわからない」

 一方、チェルシーのアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は、ルイスの退場について直接的に言及することはしなかったが、アーセナル戦でいつもチェルシーから退場者が出ることには疑問符を付けた。

「ダビド・ルイスについては、みなさんも知っての通り、私は審判についてコメントするのは好きではない。これまでも、今も、判定については話さない。タックルの前に起きたことを見てほしい。審判団には大きな敬意を払っているが、奇妙なのは、アーセナル戦で3試合続けて10人で試合を終えたことだ」 (c)AFP