【8月31日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)は30日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第14シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)は同胞のジョン・ミルマン(John Millman)に3-6、6-1、4-6、1-6で敗れた。

 2週間前のウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2017)ではラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を破って準優勝を飾ったキリオスは、今大会でも順当に勝ち進めばロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と準々決勝で対戦する可能性があった。

 第3セット第4ゲームで肩を抑える場面もあったキリオスは試合後、「第3セット序盤に打ったサーブから、元の感覚で打てなくなった。右腕に何か違和感があった」と説明。現時点でけがの詳しい状態は明らかになっていない。

 今大会だけでなく、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)と全仏オープンテニス(French Open 2017)で2回戦敗退、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)では抱えていた臀部(でんぶ)の故障により初戦で途中棄権を余儀なくされており、四大大会(グランドスラム)での成績不振にはキリオス本人も嘆いている。

 この日は世界235位の相手に苦杯をなめたキリオスは、「グランドスラムでは散々な一年」とすると、「驚きはしない。自分のキャリアを象徴しているようだ。良い週もあれば、悪い週もある。とにかく浮き沈みが激しい」と話した。

「自分が思い描いていたような最高の一年は送れていない。正直言って、ここ3か月は悪夢だ」 (c)AFP/Jim SLATER