【8月28日 AFP】17-18フランス・リーグ1は27日、第4節の試合が行われ、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)がベンチから試合を見守ったASモナコ(AS Monaco)は、ラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)が2得点を挙げるなど、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)に6-1で快勝した。

 カミル・グリク(Kamil Glik)のゴールで先制したモナコは、ファルカオが2得点を挙げると、アダマ・ディアカビ(Adama Diakhaby)の追加点で前半に4得点を奪い、後半に入るとジブリル・シディベ(Djibril Sidibe)、ファビーニョ(Fabio Henrique Tavares 'Fabinho’)のPKで計6得点を稼ぎ出した。

 開幕4連勝を飾った王者モナコは、同じく連勝を続けているパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)と勝ち点で並んでいるが、得失点差で下回り2位につけている。

 昨季から続くリーグ戦の連勝記録を16に伸ばしたモナコは、対マルセイユ戦の最近4試合で計18得点を記録している。レミ・カベッラ(Remy Cabella)のゴールで1点を返すのが精一杯だったマルセイユは、昨季から続いていたリーグ戦での無敗記録が14試合で止まった。

 チームを取り巻く移籍騒動をものともしなかったモナコだが、昨季チームのリーグ優勝に貢献した18歳のエムバペは、PSG行きが目前に迫っているとされている。

 モナコのレオナルド・ジャルディム(Leonardo Jardim)監督は「最も重要なのは、モナコがチームだということだ。われわれは、一人の選手がチームを超える存在だとは考えない」とコメントしている。

「キリアンはスターであり、トップレベルの選手だ。だが昨年の6か月間、彼がいない試合も多かったがわれわれは勝っていた」

「彼はモナコの選手だ。だから彼はベンチにいた。しかし4-0になってからは彼の力が必要ではなかった」

 エムバペの移籍金は1億8000万ユーロ(約235億円)とされており、移籍が成立すればPSGがネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)獲得のためにFCバルセロナ(FC Barcelona)に支払った2億2200万ユーロ(約288億円)に次いで史上2番目に高額となる。(c)AFP/Andy SCOTT