【8月7日 AFP】米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は6日、マイク・ペンス(Mike Pence)米副大統領が2020年の次期大統領選挙への出馬も視野に準備を進めていると報じた。ペンス氏は「全面的な誤り」「ばかげている」」と怒りをあらわにして否定した。

 ニューヨーク・タイムズはロシアが昨年の米大統領選に干渉した疑惑の捜査など、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領周辺をめぐる混乱から、ペンス氏を含む共和党幹部数人が「2020年に向けた影の選挙運動と言えるもの」を始めたと伝えた。

 米政界で、副大統領に限らず与党の政治家が、大統領1期目が始まってわずか半年の時点で、2期目の出馬はない可能性もあるとみて準備を始めるのは極めて異例だ。

 ペンス氏は6日、ツイッター(Twitter)に投稿した声明で「きょうのニューヨーク・タイムズの記事は私と家族、チーム全体にとって不名誉で不快なものだ」と反発。「記事の主張は全面的な誤りで、政府を分断しようというメディアの試みの最新版だ」と非難した。

 ペンス氏はトランプ氏の大統領再選に全力を尽くすとも表明し、「それ以外の案はばかげている」と一蹴した。(c)AFP