【7月28日 AFP】2024年夏季五輪の開催地に仏パリ(Paris)がほぼ確定しているとみられる中、米ロサンゼルス(Los Angeles)のエリック・ガルセッティ(Eric Garcetti)市長は、同市が2028年大会の開催に合意しないのは「愚かなことだ」という見解を示した。

 ガルセッティ市長は、2020年東京五輪を引き継ぐのはフランスの首都であり、ロサンゼルスはその4年後に順番が回ってくるのを待つことになるとほぼ明言した。

 国際オリンピック委員会(IOC)は先日、24年と28年の夏季五輪開催地について、今年9月にペルーのリマ(Lima)で行われる総会で同時決定することを承認した。

 ガルセッティ市長は26日、米ニュースサイト「バズフィード(BuzzFeed)」に対し、「ロサンゼルスのブランド力が再び高まっていることで、24年大会にわれわれを選ぶ方が五輪にとっては賢明であるとはいえ、24年大会がここで開催されることはないだろう」とコメント。さらに、IOCが28年大会について「財政的に非常に魅力がある」とする中で、「われわれが28年大会を選ばないのは愚かなこと」と語っている。

 ロサンゼルスは次週、最終的な意向を示す予定となっており、同市長は「われわれが28年と24年のどちらを目指すにしても、パリがもう片方に決まる。態勢はもう決まっている。われわれの勝利だ」と語った。(c)AFP