【7月21日 AFP】移籍金8000万ユーロ(約103億円)でイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に加入するスペイン代表のFWアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)が20日、新天地は「最高のクラブ」で、アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は「世界最高の指揮官の一人」と語った。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)とクラブ間で移籍が合意している24歳のモラタは、スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で5年間の契約にサインするものとみられている。

 メディカルチェックのために訪れた英ロンドン(London)のヒースロー(Heathrow)空港でモラタは、スカイ・スポーツ・ニュース(Sky Sports News)に対し、「ここは最高のクラブだ」とコメントした。

「アントニオ・コンテは世界最高の指導者の一人なので、アントニオと仕事をすることができとても喜んでいる。プレミアリーグは世界最高のリーグであり、ここにいることをうれしく思う」

 モラタはコンテ監督が退任した直後の2014年にイタリア・セリエAのユベントスに加入。その後、レアルが買い戻しオプションを行使したためスペインに復帰すると、昨季は公式戦43試合で20得点を記録。レアルは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)制覇とリーグ優勝の2冠を果たした。

 モラタにはマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)も関心を示していたが、エバートン(Everton)からロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)を獲得したため、ユナイテッド行きは消滅していた。

 モラタの獲得により、スペイン代表の同僚ジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)のチェルシー退団が濃厚となった。コスタは古巣アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)への復帰がうわさされている。

 28歳のコスタは6月、コンテ監督の構想から外れたと明かし、現在もシーズン前の練習に合流していない。コスタはスペイン復帰を望んでいるとされているものの、アトレティコは選手との契約において不正があったとして、来年1月まで新たな選手の登録を禁止されている。(c)AFP