【7月13日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は12日、イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)を退団したダニエウ・アウベス(Daniel Alves)と2年契約を結んだと発表。ブラジル代表のアウベスは、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を制覇して「歴史をつくる」ことが移籍の決め手となったと明かした。

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)でチャンピオンズリーグ制覇3回、リーグ優勝6回を経験している34歳のアウベスは、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)で、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督と再び師弟関係を結ぶとみられていたが、シティの2倍相当と報じられている年俸1400万ユーロ(約18億円)を提示したPSG移籍に踏み切った。

 PSGのメディカルチェックを通過し、32番のユニホームを手に仏パリ(Paris)で入団会見に臨んだアウベスは、「マンチェスター・シティだけでなく、イングランドの複数のクラブからオファーがあった。ここには多くの友人がいて、妻もこの街を気に入っているので心変わりしたんだ」と語った。

「グアルディオラが嫌な気分になっているのであれば謝りたい。マンチェスター・シティが不快に感じているのであれば同じように謝罪したい。その責任は取るよ」

 アウベスは1シーズン限りで退団したユベントスでリーグとイタリア杯(Italian Cup 2016-17)優勝を経験し、チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)ではチームの決勝進出に貢献している。

「われわれの目標はチャンピオンズリーグ制覇だ。その目標を見据えて強力なチームを築いている」

「歴史をつくりたい。このクラブはまだそのタイトルを取ったことがない。私は特別で野心に満ちた大きな目標というものが好きだ。それがここにいる理由だ」

 スペイン1部リーグのセビージャFC(Sevilla FC)でUEFA杯(UEFA Cup)を2度制したアウベスは、バルセロナでの8年間で23個のタイトルを獲得している。

「信じてほしい。私はタイトルを取るためにここに来た。クラブは目覚しい成長を遂げているし、ここにいられることを喜んでいる。われわれは素晴らしい瞬間を共にすることになる。それを確信しているよ!」(c)AFP