【7月11日 AFP】国連(UN)は11日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が「首都」と位置づけるシリア北部ラッカ(Raqa)に、今なお最大5万人の市民が取り残されていると発表し、水やその他の生活必需品がすぐに枯渇するとして警鐘を鳴らした。

 ラッカの奪還作戦は最終局面を迎えており、米主導の有志連合は先週、ラッカの旧市街に進攻したと発表。だが今もISの戦闘員、推定で約2500人が市中心部の防衛に当たっているという。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のアンドレイ・マヒチッチ(Andrej Mahecic)報道官はスイスのジュネーブ(Geneva)で、6月末時点で取り残されていた市民の数およそ10万人からは減少したものの、「国連の推計によるとラッカには3万から5万人がいまだ取り残されている」と述べた。

 また、国連機関はラッカへのアクセスを遮断されているため、この数字について確証を得るのは困難だと強調しつつ、「食料、水、医薬品、電気や他の生活必需品の入手可能性が減少しており、状況は急激に悪化している」と述べた。(c)AFP