【6月27日 AFP】米IT大手のフェイスブック(Facebook)とマイクロソフト(Microsoft)、ツイッター(Twitter)、グーグル(Google)傘下のユーチューブ(YouTube)は26日、テロ対策に共同で取り組む団体を設立すると発表した。各社のサービスがテロリストや暴力的な過激派に利用されないよう、技術や情報を共有して対策を強化する。

 新団体の名称は「グローバル・インターネット・フォーラム・トゥー・カウンター・テロリズム(Global Internet Forum to Counter Terrorism)」。欧州や先進7か国(G7)などでの議論を踏まえて発足を決めたという。

 4社はこれまで、自社のプラットフォームが過激思想の助長や拡散に利用されないよう個別に対策を講じてきた。

 4社はツイッターに投稿した共同声明で「テロリズムや暴力的な過激思想の拡散は地球規模の差し迫った問題となっており、われわれ全てにとって非常に重要な課題だ」と指摘。その上で、各社が協力し技術や運用面で情報を共有することで、インターネット上のテロ関連コンテンツの脅威に対する抑止力を拡大できるとしている。

 4社より規模の小さい企業や市民団体、大学、政府機関とも連携していく方針。(c)AFP