【6月18日 AFP】ボクシングの元世界王者で、総合格闘技大会「UFC(Ultimate Fighting Championship)」のスター、コナー・マクレガー(Conor McGregor)との対戦が発表されたフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.)が、史上最も多くのお金が集まるであろう試合について、ファンが望んだものだと話した。

 メイウェザーは17日に放送されたBSOTVのインタビューで、「マクレガーはタフな相手だ。世界中の人がこの一戦を望んだ。だから望みのものを見せてやらなくちゃならなかった。みんながこの戦いを求めた。引退していたが、復帰を求められ、そして俺は戻ってきた」と話した。

 14日に対戦が発表されてから、メイウェザーが公の場でマクレガー戦について話すのはこれが初めて。注目の一戦は8月26日、米ボクシングの都ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)で行われる。

 現在40歳のメイウェザーは、2015年9月のアンドレ・ベルト(Andre Berto)戦を最後に、49戦無敗の成績を残して現役を引退した。マクレガー戦は、50勝の節目に到達する機会になる。

 しかしボクシングの専門家は、この試合を見た目だけ立派なエキシビションだとこき下ろし、28歳のマクレガーにプロボクシングの経験がまったくないことを指摘して、ボクサーとしては単なる青二才だと話している。

 発表後、両者が直接に顔を合わせる機会はまだないが、米国の大都市を回るプロモーション・ツアーの実施が間もなく発表されるとみられている。

 メイウェザーはマクレガーのファンに対して、「君らはマクレガーの側につくつもりなんだろ。自分が信じる男の側につけばいい。あいつはめちゃくちゃすごいファイターだ」と話した。(c)AFP