【6月14日 AFP】サッカー国際親善試合は13日、各地で行われ、リオネル・メッシ(Lionel Messi)不在のアルゼンチンは、シンガポールに6-0で快勝した。

 メッシは結婚式の準備のためにチームを離れたと伝えられており、ファンからは不満の声も上がったが、アルゼンチンは異なる6選手が得点を記録し、エース不在を感じさせなかった。

 フェデリコ・ファシオ(Federico Fazio)とアンヘル・コレア(Angel Correa)のゴールで前半に2点を先取したアルゼンチンは、後半にアレハンドロ・ゴメス(Alejandro Gomez)、レアンドロ・パレデス(Leandro Paredes)、ルーカス・アラリオ(Lucas Alario)、アンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)が得点を記録した。

 W杯を2度制しているアルゼンチンは、南米予選でプレーオフに回る5位に沈んでおり、ウルグアイ、ベネズエラ、ペルー、エクアドルとの戦いを残している。

 9日にオーストラリアのメルボルン(Melbourne)で行われたブラジルとの親善試合を1-0で勝利しているアルゼンチンのホルヘ・サンパオリ(Jorge Sampaoli)監督は、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)南米予選の突破に自信をのぞかせている。

 サンパオリ監督は試合後、「W杯出場の行方を占うウルグアイ戦のような試合には、25人だけの集団ではなく多くの選手を念頭に置いて臨む」と語った。

「このような熱狂的な試合は、早起きをして観戦したアルゼンチンの人たちを満たすことができるだろう」

「われわれは可能性を示し、チームが生きていること、戦うことができるのを見せられる。これから先はアルゼンチンカラーに身を包んだ大勢のファンの力が必要になる」(c)AFP