【6月13日 MODE PRESS】米ニューヨークのハマースタイン・ボールルーム(Hammerstein Ballroom)で4日、ファッション界のアカデミー賞とも呼ばれる「CFDA賞(CFDA Fashion Awards)」が発表され、ベルギー人デザイナー、ラフ・シモンズ(Raf Simons)がメンズウエア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーとウィメンズウエア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。

 今回の受賞は、「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」での仕事が高く評価された。ラフのカルバン・クラインのチーフ・クリエイティブ・オフィサーへの就任が発表されたのが2016年8月。就任から8か月にわたり、インパクトのあるコレクションを発表し、ジョセフ・アルチュザラ(Joseph Altuzarra)やマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)、メアリーケイト(Mary-Kate Olsen)とアシュレー・オルセン(Ashley Olsen)姉妹といったそうそうたるライバルを抑え、ウィメンズウエア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。

 だが、ラフがCFDA賞を受賞するのは今回が初めてではない。2012年から3年間、クリエイティブディレクターを務めた「ディオール(Dior)」での創作が認められ、2014年にインターナショナル賞を受賞している。

 このほか、「コーチ(COACH)」のエグゼクティブクリエイティブディレクター、スチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)がアクセサリー・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを、デザインデュオ、フェルナンド・グラシア(Fernando Garcia)とローラ・キム(Laura Kim)が「モンス(Monse)」での創作が認められ、スワロフスキー・フォー・エマージング・タレント賞をそれぞれ受賞した。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS