【6月9日 AFP】男子テニスの元名選手グスタボ・クエルテン(Gustavo Kuerten)氏が8日、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は全仏オープンテニス(French Open)で15回優勝することができるとの考えを示した。

 ブラジル出身のクエルテン氏は、1997年のローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)で初めて栄冠に輝くと、2000年と2001年には連覇を果たし、この日は初優勝からちょうど20年となる記念日だった。

 クエルテン氏は、パリ(Paris)で10度目の優勝まであと2勝としているナダルについて「ラファは15回まで優勝できる」とコメントした。

「2年前は、彼が再びグランドスラムで優勝するなんて誰も考えていなかった。とくにローラン・ギャロスではね。でも彼は帰って来たと思うし、彼こそが優勝候補だ。最盛期にそうであったのと同じようにね。だから非常に可能性はあると思う」

「ロールモデルとして活躍してきたという点でも、私たちは彼に感謝する必要があると思う。彼は単に素晴らしいテニス選手というだけでなく、素晴らしい人間でもある。自己鍛錬に完全に身をささげている」

 9日に行われる準決勝でドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)と対戦するナダルは、仮に11日の決勝に進むと、世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)と2015年大会王者のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)の勝者と顔を合わせる。(c)AFP