【6月3日 AFP】フランス・リーグ1のニース(OGC Nice)は2日、ルシアン・ファーブル(Lucien Favre)監督の招へいを求めるドイツ・ブンデスリーガ1部、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)からの引き抜きについて、「断固として明確に」拒否すると発表した。

 ニースは声明で、「ファーブル監督の手腕やニースでの今季の功績を考慮すれば、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)で8強入りを果たしたボルシア・ドルトムントのようなクラブから関心を示されることは当然のこと」としたうえで、「それと同じく、ファーブル監督がこうした機会に興味を持つことも正当な権利です」と述べた。

「ニースとして、そのことを理解するのは何ら困難なことではありません。しかしながら、トレーニングが19日に控えていることをふまえ、当クラブは2019年9月まで契約を結んでいる指揮官の移籍交渉に応じる気はありません。財政問題よりスポーツの利益が優先するのです」

 2016-17シーズンをリーグ3位に終わったニースはまた、「この決断は断固として明確なものであり、ドルトムント側にも全面的に聞き入れられました。そして当然ながらファーブル監督も完全に理解し、了承しました」と続けた。(c)AFP