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拘束され尋問、家族との別れ…レバノンのLGBT、体験談語る

2017年5月24日 13:11 発信地:ベイルート/レバノン

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拘束され尋問、家族との別れ…レバノンのLGBT、体験談語る
レバノンの首都ベイルートの警察署前で、トランスセクシュアルの女性4人の釈放と「自然の摂理に反する」性交渉を禁じる刑法534条の撤廃を求めるLGBT活動家(2016年5月15日撮影、資料写真)。(c)AFP/ANWAR AMRO

【5月24日 AFP】レバノンの首都ベイルート(Beirut)で先週、同性愛者やトランスジェンダーが大勢の聴衆を前に、自身の経験を語った。レア(Lea)さんは男性よりも女性が好きだと臆することなく宣言し、ジョセフ(Joseph)さんは治安部隊に拘束されたときのおぞましい出来事を明かした。

 15日夜にベイルートで行われたこのイベントは、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)に対する差別を非難する、1週間にわたるイベント「ベイルート・プライド(Beirut Pride)」の一環。

 17日の「国際反ホモフォビア・反トランスフォビアの日(IDAHOT)」に合わせて企画されたもので、レバノンを含むアラブ世界でこのイベントが開かれたのは初めて。IDAHOTは同性愛やトランスジェンダーに対する偏見や嫌悪(ホモフォビア、トランスフォビア)の根絶を目指す日。

 レアさんが「男は好きじゃない。私は女、おっぱいが好き」と語ると、集まった約250人の聴衆の間で笑いが起きた。

 同性愛で死刑を科せられる国もあるアラブ地域の中では、レバノンは性的多様性に寛容な国とされている。それでも、レバノンの警察はゲイバーなどLGBTに好意的な場所を定期的に手入れしている。活動家らは、「不自然な」性的関係に最大1年の自由刑を科すこともある刑法の改正を求めている。

 また、レバノンの警察官が男性が同性愛者かどうかを判定するために「肛門検査」を実施しているという報道もあり、マスコミやソーシャルメディアからは怒りの声が上がっている。

 15日のイベントでは、この肛門検査も話題にあがった。レバノン医師会(Lebanese Order of Physicians)は2012年、医師が肛門検査を行うことを禁じている。

 同性愛者の男性、ジョセフさんは、3年前に情報機関員に数人の仲間と共に身柄を拘束されたときのことを語った。メンバーらは肛門検査をちらつかせながら、目隠しされたジョセフさんらを6時間にわたって尋問したという。


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