【5月8日 AFP】16-17イタリア・セリエAは7日、第35節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)と対戦したASローマ(AS Roma)は、エディン・ジェコ(Edin Dzeko)の2得点をはじめ、ステファン・エル・シャーラウィ(Stephan El Shaarawy)も古巣を相手にゴールを奪うなど4-1で快勝した。

 前日の試合でカリアリ(Cagliari Calcio)に3-1で勝利したナポリ(SSC Napoli)に2位の座を奪われたため、ローマはプレッシャーのかかる中で敵地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)に乗り込んだ。

 最後に優勝した2001年以降、8シーズンを2位で終えているローマは、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)に本大会からの出場となる2位の確保に強い意志をみせてミランを退けている。

 ジェコは試合後、「ここで4点を決めるのは簡単なことではないが、ゴールを許したこと以外は90分パーフェクトだった」とコメントしている。

「ずっと全力でやってきたので個人的にも満足しているし、このことが自信になっている。もちろんチームのことが最優先だけれどね」

 また、サンプドリア(Sampdoria)に7-3で大勝したラツィオ(SS Lazio)は、来季ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)の出場権を確保しているが、3位ナポリを勝ち点7差で追っており、チャンピオンズリーグ出場の可能性も残している。

 インテル(Inter Milan)は後半25分にゴラン・パンデフ(Goran Pandev)に決勝点を決められてジェノア(Genoa CFC)に0-1で敗れ、7試合勝利から見放されている。

 3連敗でここ7試合では5度目の黒星を喫したインテルは、5位アタランタ(Atalanta)との勝ち点差9の7位となり、ヨーロッパリーグ出場がさらに遠ざかっている。

 辞任のうわさを否定したインテルのステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督は、「前任者たちのことは知らないが、私はそんなことはしない」と話している。(c)AFP