【5月2日 AFP】女子テニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が先週、2016年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)で禁止薬物のメルドニウム(Meldonium)に陽性反応を示したことで科された出場停止処分を終え、物議を醸しながらも15か月ぶりにツアー復帰を果たした。

 四大大会(グランドスラム)通算5勝を誇る元世界ランク1位のシャラポワは、ワイルドカード(主催者推薦)を獲得してポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2017)に出場。準決勝に進出したが、最後は6-3、5-7、4-6でクリスティーナ・ムラデノビッチ(Kristina Mladenovic、フランス)の前に力尽きた。

 ドイツ・シュツットガルト(Stuttgart)での同大会に続き、30歳のシャラポワがマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2017)とイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2017)でもワイルドカードを手にしていることについては、周囲のライバル選手から厳しい批判の声が上がっている。

 AFPは今回、ポルシェ・テニス・グランプリの記者会見でシャラポワの口から飛び出した5つの発言をまとめた(かっこ内がシャラポワの発言)。

■ロッカールームでライバル勢との関係構築を図るか?

「会見上で他の選手に私にとって良いコメントをさせたとして、それが自分のテニスを変えることになる?人々の発言はコントロールできない。できるのはコート上で自分がやることだけ」

■2度の優勝経験を誇る全仏オープンテニス(French Open 2017)やウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)出場について

「もし必要であれば、ジュニアにも出る準備をする。ワイルドカードをもらうのはトロフィーや優勝プレートを手にするためではない。試合に勝つことが私の仕事」