【4月11日 AFP】サッカーアルゼンチン代表のエドガルド・バウサ(Edgardo Bauza)監督が、2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)出場へ危機に立たされた責任を問われ、指揮官を解任された。アルゼンチンサッカー協会(AFA)が10日、発表した。

 AFAは先月、3年間に及ぶアルゼンチンサッカー界の混乱を収束させるため、上層部の体制を刷新しており、バウサ監督の解任はそれ以来初の大きな動きとなった。

 AFAのクラウディオ・タピア(Claudio Tapia)新会長は、協会本部で行われたバウサ監督との会談後、報道陣に対し「彼にはもうアルゼンチン代表の監督ではないと伝えた」と語った。

 世界ランキング2位のアルゼンチンは現在、1970年以降では初めてW杯出場の切符を逃す可能性に直面しており、出場停止処分が科されたエースストライカーのリオネル・メッシ(Lionel Messi)は、南米予選の残り3戦を欠場することが確定していた。

 先月のボリビア戦で敗れたアルゼンチンは、南米予選での順位を5位に落とし、本大会自動出場となる4位以内から転落していた。(c)AFP