【4月8日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第1戦、第81回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2017)は7日、米ジョージア(Georgia)州オーガスタ(Augusta)のオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)で2日目が行われ、1番でいきなりクアドラプルボギー(+4)をたたいたダニー・ウィレット(Danny Willett、イングランド)が、前回覇者としては13年ぶりとなる予選を落ちを喫した。

 昨年の大会では、1996年のニック・ファルド(Nick Faldo)以来となるイングランド勢によるマスターズ制覇を果たしたウィレットだが、前回覇者としては2004年のマイク・ウェア(Mike Weir、カナダ)以来の予選落ちとなった。

 第1ラウンドで1オーバーを記録したウィレットは、第2ラウンドで6オーバーをたたき、通算7オーバーでカットラインに1打及ばなかった。強風と肌寒い天候に見舞われてスコアが伸び悩んだウィレットは、「良いショットもたくさんあったが、流されてしまった」とコメントしている。

 世界ランク17位のウィレットは昨年、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)が最終日の12番でクアドラプルボギーをたたいて大崩れしたことに助けられ、マスターズ優勝を飾っていた。

 合計53選手が決勝ラウンドに進むなか、昨年の全英オープン(The 145th Open Championship)を制したヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson、スウェーデン)も通算8オーバーでカットラインに届かなかった。

 さらにはマスターズ通算2勝のバッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)を筆頭に、ホセ・マリア・オラサバル(Jose Maria Olazabal、スペイン)、ビジェイ・シン(Vijay Singh、フィジー)、そしてウェアら過去のマスターズ優勝者も予選通過を逃した。(c)AFP/Charles WHELAN