【4月5日 AFP】16-17ドイツ・ブンデスリーガ1部は4日、第27節の試合が行われ、首位のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は、1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)のアンドレイ・クラマリッチ(Andrej Kramaric)にこの試合唯一の得点を許して0-1で敗れ、公式戦の無敗記録は20で止まった。

 レアル・マドリード(Real Madrid)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)準々決勝第1戦を1週間後に控えるバイエルンは、公式戦で昨年11月の同大会グループリーグ第5節のFCロストフ(FC Rostov)戦以来の黒星を喫した。

 リーグ戦では第11節のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦以来となる今季2敗目を喫したバイエルンだが、2位には勝ち点13差をつけている。

 この試合でゲームキャプテンを務めたバイエルンのアリエン・ロッベン(Arjen Robben)は、「もちろん僕たちはこういったことが起きるのを許容すべきではない」と不満げにコメントしている。

「後半は良かったが、ボールがゴールに入ってくれなかった。順位表ではまだ大きなリードを保っているが、不必要な敗戦だった」

 2位のRBライプツィヒ(RB Leipzig)は、5日に行われる敵地でのマインツ05(Mainz 05)戦で勝利すれば、バイエルンとの勝ち点差を10とすることができる。

 昨年11月には敵地ミュンヘン(Munich)で1-1で引き分けていたホッフェンハイムは、通算18度目の対戦にして初白星を収め、29歳のユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督に新たな功績が加わった。

 2016年のドイツ人最優秀指揮官であるナーゲルスマン監督は、「バイエルン撃破というのはいい響きだ。11月の試合も接戦であり、われわれにとっては長い戦いだった」とコメントしている。

「クラマリッチは素晴らしかった。前半の難しいチャンスを生かしてくれた。勇敢でなければならないと指示していたが、われわれは内容でも相手を上回った」

 試合日程が厳しくなってくるため、バイエルンのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督はこの試合でローテーションを採用したが、それでも先発メンバーのうち10人は各国の代表選手だった。

 なお、守護神のマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)が脚の手術から復帰途中のため、この試合では唯一代表に選出されていないスヴェン・ウルライヒ(Sven Ulreich)がゴールマウスを守った。

 バイエルンは8日にホームでドルトムントと戦い、12日にレアルとの大一番を迎える。(c)AFP/Ryland JAMES