【3月30日 AFP】(更新)テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2017)は29日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードの錦織圭(Kei Nishikori)は、4-6、2-6で世界ランキング40位のファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)に敗れ、準々決勝進出はならなかった。

 フォニーニに初黒星を喫した錦織は試合後、「体力的に100パーセントではなかった。僕にとってはタフなコンディションだった」と話し、センターコート上の厳しい暑さについても言及した。

「でもそれは彼にも同じことが言える。彼は長い試合を多くこなしてきていたが、きょうの僕を倒すには、十分良いプレーだったと思う」

 一方、ベスト4に進出した2013年のモンテカルロ・マスターズ(Monte Carlo Masters 2013)以来となるマスターズ8強を果たしていた29歳のフォニーニは、この日の一勝は自身が必要としていたものだったという。

 準々決勝に残った顔ぶれの中で唯一のノーシード選手だったフォニーニは、「簡単ではなかったが、自分のゲームにとにかく集中した。準決勝に進めて非常にうれしい。いいプレーができているし、コート上での感覚も再び良くなったと感じている」と語った。

「また高いレベルに戻って来れた。こうした結果が出る前にも、友人や周囲の人には調子も良いし、とにかく勝ち始めることが必要なんだと話していた」

 フォニーニは準決勝で、第13シードのジャック・ソック(Jack Sock、米国)を6-2、6-3で下した第5シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と激突する。(c)AFP