【3月18日 AFP】サッカーコートジボワール代表のヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)が、シーズン終了後にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)を退団した場合、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)への衝撃的な移籍を検討する可能性もあると代理人が明かした。

 今季終了後にシティとの契約が切れるトゥーレの代理人を務めるディミトリ・セルク(Dimitri Seluk)氏は、獲得に興味を示すクラブとの話し合いを開始している。

 33歳のトゥーレはシティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督との関係性で問題を抱えており、15日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝トーナメント1回戦第2戦のASモナコ(AS Monaco)戦では、意外にもベンチに置かれた。

 シティから新契約を打診されていないトゥーレは、前例の多くないマンチェスター(Manchester)の青いクラブから赤いクラブへのくら替えも考えているという。

 トゥーレがユナイテッド移籍に興味を持つだろうかと問われたセルク氏は英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対し、「興味を持ったらいけないだろうか? ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)は素晴らしい監督だ。ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)はFCバルセロナ(FC Barcelona)で(トゥーレと)一緒だった。この両クラブはライバル関係にあることは私も分かっているが、私やヤヤにとっては問題ないことだ。マンチェスター・シティのスタッフにとっては問題になるかもしれないが」と応じた。

 トゥーレはセルク氏とグアルディオラ監督の衝突により今季序盤は干されていたが、昨年11月に問題は収束した。

 指揮官は契約についてシーズン終了時に対処すると明かしていたが、セルク氏はトゥーレがそれまでに他のクラブとの契約に合意しない保証はないと続けた。

「数クラブが私に連絡をよこしていて、三つの選択肢がある。中国や米メジャーリーグサッカー(MLS)ではない。彼の行き際は欧州だ。イタリアやスペインといった国々のクラブと話し合っている」

「マンチェスター・シティには、ヤヤの今後について他のクラブと交渉を行うつもりだと話している。もしマンチェスター・シティが求めるのであれば、彼らも交渉を始めることはできる。そうでなければ、他のクラブに当たるつもりだ」

「ヤヤは明日であっても他のクラブと契約を結ぶこともできる。そうなれば、マンチェスター・シティとしては後の祭りだ」 (c)AFP