【3月14日 AFP】イングランドFAカップ(FA Cup 2016-17)は13日、準々決勝が行われ、チェルシー(Chelsea)はマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を1-0で下し、準決勝に進出した。

 ヌゴロ・カンテ(N'Golo Kante)が後半にゴールを決めたチェルシーは、エデン・アザール(Eden Hazard)に対する2度のファールでアンデル・エレーラ(Ander Herrera)が退場処分となり10人になったユナイテッドの反撃を退けた。

 試合前半には、ユナイテッドの激しい当たりに激怒したコンテ監督とモウリーニョ監督が口論に発展し、第4審判によって収束させられる場面もあった。

 結局、最後に笑ったのはコンテ監督で、ホームでクラブ記録となる13連勝を打ち立てたチェルシーは来月、ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との準決勝を戦う。

 ユナイテッドとの直近12戦で無敗を保ったリーグ首位のチェルシーはまた、コンテ監督就任後初のシーズンで2冠を目指す。

 一方、チェルシーの元指揮官であるモウリーニョ監督にとっては、0-4で大敗した昨年10月の試合に続き、スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で苦杯をなめる形となった。

 モウリーニョ監督は試合後、「マイケル・オリバー(Michael Oliver)氏は素晴らしい潜在能力を持った主審だが、彼は(ユナイテッドに対し)4試合で3回のペナルティーに加え、レッドカードも1枚出してきた。それは変えることができない」と話した。(c)AFP/Steven GRIFFITHS