【3月20日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2017)は19日、女子シングルス決勝が行われ、大会第14シードのエレナ・ベスニナ(Elena Vesnina、ロシア)が第8シードのスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova、ロシア)を6-7(6-8)、7-5、6-4のフルセットで破って優勝を飾った。

 プレミア・マンダトリー大会で初の決勝を戦った世界ランキング15位のベスニナは、四大大会(グランドスラム)通算2勝で同8位の同胞クズネツォワとの3時間に及ぶ死闘を制した。

 前回大会では予選1回戦で敗退していた30歳のベスニナは、世界1位のアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)とグランドスラム7勝のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)を撃破してのタイトル獲得となった。

 一方のクズネツォワにとっては、10年前の2007年と2008年大会に続いてインディアンウェルズ(Indian Wells)での準優勝は3度目となり、またも悔しい結果に終わった。

 最終セットでは、第1、第2セットと同様にクズネツォワがブレークに成功し、4-2とリードを取るも、第7ゲームでベスニナがすぐさまブレークバックした。

 長丁場となった第9ゲームでは、ベスニナが見事なリターンエースで5度目のブレークポイントをものにすると、最後は自分のサービスゲームをキープして試合を締めくくった。(c)AFP