【2月19日 AFP】NBAオールスターゲーム2017(2017 NBA All-Star Game)の開催を控え、NBAオールスター・サタデーナイト(NBA All-Star Saturday Night)の各種コンテストが行われ、スラムダンクコンテスト(2017 Verizon Slam Dunk contest)ではインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)のグレン・ロビンソン(Glenn Robinson)が50点満点のパフォーマンスで優勝した。

 ロビンソンは、ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)のデアンドレ・ジョーダン(DeAndre Jordan)、オーランド・マジック(Orlando Magic)のアーロン・ゴードン(Aaron Gordon)を退け、フェニックス・サンズ(Phoenix Suns)の新人デリック・ジョーンズ(Derrick Jones)とともに決勝ラウンドに勝ち進んだ。

 決勝ではペイサーズの同僚ポール・ジョージ(Paul George)、球団のマスコット、そしてチアリーダーの1人をゴール下に並んで立たせると、コート右側から助走をつけ、3人を跳び越えながらジョージの持つボールをつかんでツーハンドのリバースダンクを決めた。このパフォーマンスが50点満点を獲得し、ジョーンズに大差をつけて優勝を飾った。

 ロビンソンは「コンテストを盛り上げたくてね。まだ誰もやっていないことをやりたかったんだ。頭がリングにぶつかっちゃったよ。俺は爆発的な選手なんだ。いろんな人にすごく助けてもらって成功させることができた。リングには2回頭をぶつけたよ」と話した。

 一方でドラフトも経験していないジョーンズの抜てきは、コンテストの顔となる選手が近年見当たらないことを証明する出来事だった。今季の大半をディベロップメント・リーグで過ごすジョーンズは、NBAでのプレー時間がわずか24分しかなく、コアなファンしか名前を知らないような選手だった。15日のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)戦でようやくNBAでの初ダンクを決めている。

 3ポイントコンテスト(2017 Foot Locker Three-Point Contest)では、今季リーグ最多の3ポイントを決めているヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)のエリック・ゴードン(Eric Gordon)が、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のカイリー・アービング(Kyrie Irving)との延長戦を制して優勝した。

 前年王者のクレイ・トンプソン(Klay Thompson)がまさかの1回戦敗退に終わるという波乱が起きるなか、ゴードンは決勝ラウンドの終盤にシュートを連続で決めて延長戦に持ち込むと、延長では21ポイントを記録してアービングの18ポイントを上回った。

 ゴードンは「要は焦るかどうかなんだ。どんな日だって焦ることはあるし、シューターはみんなそれを知ってる。きょうは特にそんな日だ。だけどシューターはそんなときでも冷静でいなければならない」とコメントした。

 スキルズ・チャレンジ(2017 Taco Bell Skills Challenge)では、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)でプレーするクリスタプス・ポルジンギス(Kristaps Porzingis)が決勝でユタ・ジャズ(Utah Jazz)のゴードン・ヘイワード(Gordon Hayward)を破り優勝した。

 左からの3ポイントを1回で成功させて勝利したポルジンギスは、「スタート前にコースを確認しながら、パスと3ポイントが重要になると思っていた。本番では3回ともパスが一発で入って、そして決勝では最後のシュートがうまく決まってくれた。少し運があったね」と語った。(c)AFP