【2月19日 AFP】16-17スペイン1部リーグは18日、第23節の試合が行われ、けがから復帰したギャレス・ベイル(Gareth Bale)が得点を挙げるなど、首位レアル・マドリード(Real Madrid)がRCDエスパニョール(RCD Espanyol)に2-0で勝利した。

 前半33分にイスコ(Isco Alarcon)のクロスにアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)が合わせて先制したレアルは、足首の負傷により約3か月ピッチを離れたベイルが途中出場してわずか13分後にカウンターからゴールネットを揺らした。

 試合後にベイルは、「ピッチに立つだけでもハッピーだった。ゴールはご褒美のようなもので、チームを助けることができ、また試合を終わらせることができてありがたく思う」とコメントしている。

「難しい時間が続いていたが、今日のように温かく迎えられればすべてが報われる」

 ここ5試合先発から外れていたモラタだったが、イスコのクロスから強烈なヘディングシュートを沈めて自らの価値を証明している。

 昨年11月22日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)のグループリーグ第5節、スポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)戦で負傷したベイルは、後半25分にモラタに代わって待望の復帰を果たすと、電光石火のカウンターからイスコのボールに抜け出してファーサイドにシュートを沈めた。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「ギャレス・ベイルはただ一人だけだ。ギャレスがチームに戻ってきてうれしい。彼は特別な選手で、ほかの選手とは異なる何かを提供してくれるんだ」と語っている。

 同日行われた試合では、セビージャFC(Sevilla FC)がSDエイバル(SD Eibar)に2-0で勝利し、19日にCDレガネス(CD Leganes)と戦うFCバルセロナ(FC Barcelona)を勝ち点で上回って暫定2位につけた。

 レアルを3ポイント差で追うセビージャは、22日にレスター・シティ(Leicester City)とのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦を控えている。

 スポルティング・デ・ヒホン(Real Sporting de Gijon)と対戦したアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は、ケヴィン・ガメイロ(Kevin Gameiro)が5分間でハットトリックを達成するなど4-1で勝利を収めた。

 スペイン1部リーグ史上最速でハットトリックを達成したダビド・ビジャ(David Villa)の記録更新にあと数秒だったガメイロは、後半17分に投入されると35分、36分、40分に立て続けに得点し、先日亡くなった祖母にハットトリックをささげている。(c)AFP/Kieran CANNING