【2月11日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が、現在抱える腰の問題を理由に、出場を予定していた米国ツアー2大会を欠場すると発表した。

 1年以上の実戦離脱を余儀なくされた腰の手術を経て、キャリアの立て直しを図っているメジャー通算14勝のウッズは、来週のジェネシス・オープン(2017 Genesis Open)と2週間後のザ・ホンダ・クラシック(The Honda Classic 2017)の出場を回避することになった。

 ウッズは自身のウェブサイトで「医師から治療の継続と腰を落ち着かせるためにも、今後2週間はプレーしないほうがいいと忠告を受けた」とすると「自分が願ったり、予想したりしていたものではない」と述べた。

 さらに、ウッズがウェブサイト上で公表した声明によると、3月以降の出場大会に関する予定は、腰の状態に再評価を受けてから決定するという。これにより、4月6日から9日にかけてオーガスタ・ナショナルゴルフクラブ (Augusta National Golf Club)で行われる今シーズンのメジャー第1戦、第81回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2017)に向けても暗雲が漂っている。

 PGAツアー通算79勝を誇る41歳のウッズは、2008年の第108回全米オープン選手権(2008 US Open Championship)を最後にメジャータイトルがなく、2013年の世界ゴルフ選手権(World Golf Championships 2013)のブリヂストン・インビテーショナル(Bridgestone Invitational 2013)以来、ツアー優勝から遠ざかっている。

 2015年の9月と10月に腰の手術を受けた元世界1位のウッズは、昨年12月に1年4か月ぶりの復帰を果たしたが、それ以降も思うようなプレーができず、現在の世界ランキングは674位まで低下している。

 来週、リヴィエラ・カントリークラブ(Riviera Country Club)で姿を見せるというウッズはツイッター(Twitter)で「残念ながらプレーすることはできないが、来週のジェネシス・オープンで皆さんに会えるのを本当に楽しみにしている」としたうえで、2大会の欠場は「非常に残念」とつづった。(c)AFP