【2月10日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)が、同国ゲームソフト大手テイクツー・インタラクティブ(Take-Two Interactive)との共同企画で、同社が販売している「NBA 2Kシリーズ」をベースに、ビデオゲームによるプロリーグを発足させることになった。

 eスポーツとして2018年から開始されることになった今回のゲーム競技では、ドラフトコンバイン、ドラフト、レギュラーシーズン試合、プレーオフなど、実際にNBAと同じシステムが取り入れられる予定で、これまでの同リーグとビデオゲーム界によるコラボ企画では最大級のものとなった。

 各チームはプロのeスポーツ選手5人で構成され、各自が創作したアバターを使って試合を行うことになっており、実在するNBAチームがバックアップと運営を行う。

 NBAのアダム・シルバー(Adam Silver)コミッショナーは、「NBAファンや若者、そして人気が拡大しているeスポーツ界にとって、特別で素晴らしい世界が広がる唯一無二の機会になると確信している」と強調し、「最高レベルを誇るNBAのスポーツチームとテイクツーのスポーツゲーム専門家が手を組み、新たなリーグを創り出すことを楽しみにしている」と語った。

 NBAとテイクツーは1999年から提携を結んでおり、「NBA 2Kシリーズ」は全世界で6800万ユニットを売り上げている。

 昨年12月には、公式のeスポーツ競技として2回目となる「NBA 2K17オールスタートーナメント」が開幕し、今月開催されるオールスターゲーム2017(2017 NBA All-Star Game)で迎える頂上決戦で、優勝したチームには賞金25万ドル(約2800万円)が与えられることになっている。(c)AFP