【2月2日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは1日、第23節の試合が行われ、ハル・シティ(Hull City)とスコアレスドローに終わったマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は試合後、自身は他のライバル監督とは異なるルールによって裁かれていると不満を爆発させた。

 本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で0-0の引き分けになったユナイテッドのモウリーニョ監督は、試合後の記者会見で一貫性のない判定を痛烈に非難した。

 ハルの時間稼ぎや、相手ストライカーのバイエ・オウマル・ニアッセ(Baye Oumar Niasse)に2枚目のイエローカードが出されなかったことで、マイク・ジョーンズ(Mike Jones)主審に対し怒りを見せたモウリーニョ監督は、この日の審判について意見を聞かれると「答えられない質問は聞かないでくれ」と答えた。

 さらにモウリーニョ監督は、試合中に第4審判を押したとして4試合のベンチ入り処分を科されたアーセナル(Arsenal)のアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督や、前日のチェルシー(Chelsea)戦で第4審判に向かって叫んだリバプール(Liverpool FC)のユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督らと自身に対する扱いの違いを強調した。

 チェルシーを率いた昨季、スタジアム入場禁止処分を科されていたモウリーニョ監督は、「私が全く異なるということはご存じだろう」としたうえで、「私は違うんだ。私に対するルールは別物」と語った。

「すべてにおいて違う。(処分期間中は)ホテルでチームの試合を見た。スタジアムに行くことを禁止され、私のアシスタントは6試合のベンチ入り禁止処分、彼は誰とも接触できなかった」

「昨日(先月31日)は、ある第4審判が、ある監督(クロップ監督)に『あなたの情熱は大好きだ。だから好きなようにやってくれ』と言った。きょう、私は座るよう指示され、さもなければスタンドに送ると言われた。そう、すべてにおいて私への扱いは異なるんだ」

「だから、私を困難な状況に陥れるような質問はしないでくれ。話は最後になるが、私が言いたいことはシンプル。0-0、彼らにとっては素晴らしい勝ち点だ。おめでとうございます。われわれにとっては、良くない勝ち点1。週末には別の試合があるし前に進まなくてはいけない」

 その後、ハムストリングを負傷したと思われ、後半途中で交代を余儀なくされたDFフィル・ジョーンズ(Phil Jones)についての質問には応じなかったモウリーニョ監督は、足早にオールド・トラフォードのプレスルームを後にした。(c)AFP/Steve MADELEY