【2月1日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは31日、第23節の試合が行われ、シモン・ミニョレ(Simon Mignolet)が決勝のPKを防ぐビッグセーブを見せたリバプール(Liverpool FC)はチェルシー(Chelsea)と1-1で引き分けた。

 ホームのリバプールは前半、ミニョレが目を離した隙にチェルシーのダビド・ルイス(David Luiz)に先制の直接FKを決められたが、ジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)のゴールで同点に追いつくと、終盤に訪れたジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)の勝ち越しPKを阻んだ。

 アーセナル(Arsenal)とトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)がともに勝ち点を取りこぼしたため、この試合に勝利していれば2位との勝ち点差を11に広げることができたチェルシーだが、チームを率いるアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は「ジエゴ・コスタは非常に良いプレーをしていたから、PK失敗は残念だった。他にも得点するチャンスはあったが、この結果とパフォーマンスには満足しなければならない。アウェーでリバプールと対戦するのは簡単ではないからね」と一定の満足感を示した。

 チェルシーが2位との勝ち点差9を維持したのに対し、リバプールは首位と勝ち点差10の4位。1923年以来となるホームでの4連敗は免れたが、2017年に入ってからは9試合でわずか1勝にとどまっている。

 リバプールにとって、この日の勝ち点獲得はタイトル獲得の望みを高めるものではなかったが、チームを率いるユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2016-17)とイングランドFAカップ(FA Cup 2016-17)でそれぞれサウサンプトン(Southampton FC)と2部のウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に敗れたときよりは改善がなされているという。

 クロップ監督は試合後、BTスポーツ(BT Sport)に対し「今の気分を表現するのにハッピーという言葉がふさわしいかは微妙だが、強敵相手に素晴らしいプレーを見せた選手たちを誇りに思う」と語った。

「(改善の)兆しを示し、こうした雰囲気をつくれたことはうれしい。いいパフォーマンスだった」 (c)AFP/Tom WILLIAMS