【1月31日 AFP】ラグビーフランスリーグ、トップ14のRCトゥーロン(RC Toulon)に所属するマット・ギタウ(Matt Giteau)は30日、日本で自身のキャリアの新たなページを開くため、今季終了後に退団する意向を発表した。

 オーストラリア代表のプレーメーカーであるギタウは、自身のインスタグラム(Instagram)アカウントにフランス語で、「この決断を下すことは、自分のラグビー人生の中で最も難しい決断だったが、オーストラリアの近くにいることは私の家族にとって最良のことだ」と投稿した。

 トゥーロンのヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップ(European Rugby Champions Cup)3連覇に大きく貢献し、クラブのムラド・ブジェラル(Mourad Boudjellal)会長から「ザ・ボス」と評される34歳のギタウはまた、「(一生ものの交友関係を持った)選手たち、指導者、会長、スタッフのみんなに大きな感謝を伝えたい。全員に大きな借りがある」続けた。

「そして、トゥーロンのファンのみんなにも感謝している。あなたたちはいつまでも私の心の中にいる」

 ギタウは、昨年の南半球4か国対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2016)のニュージーランド戦で足首を骨折し、5か月ぶりに戦列復帰を果たしたばかりだった。

 2011年に移籍したギタウは、トゥーロンでのプレー期間は「自分のラグビー人生の中で最高の時間だった」と振り返り、ファンに対して「この歴史的なクラブにタイトルをもたらすことが、今の自分の大きな目標だ」と語った。

 ギタウはトゥーロンで2012-13シーズンからヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップ3連覇、そして13-14シーズンにはトップ14制覇を経験している。(c)AFP