【1月23日 AFP】中国の国家衛生・計画出産委員会(NHFPC)は22日、中国での2016年の出生数が2015年比で7.9%増の1786万人と、今世紀最多を記録したことを明らかにした。

 中国政府は2015年、「一人っ子政策」を大幅に緩和している。

 NHFPCの楊文庄(Yang Wenzhuang)氏は22日、中国では2016年に昨年比7.9%増となる1786万人の新生児が誕生したとし、すでに第1子をもつ家庭の半分近くで第2子が誕生したことになると述べた。

 この数字に関して、国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)は2016年の出生者数が2015年よりも131万人増加したと報じている。

 楊氏によると、2人目の子どもを持つ親の割合は2013年の約30%から2016年には45%まで上昇。「一人っ子政策」の変更が寄与したという。

 ただ、中華全国婦女連合会(All-China Women's Federation)が15歳未満の子どもをもつ家庭1万世帯を対象にした調査によると、2人目を望まないと回答した家庭は約53%に上っている。(c)AFP