【1月22日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは21日、第22節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は2点のリードを守りきることができずトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)と2-2で引き分け、チームの士気を高めることができなかった。

 トッテナムのGKウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)のミスからリロイ・ザネ(Leroy Sane)とケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)が得点し、2点を先制したシティだったが、デレ・アリ(Dele Alli)と途中出場の孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)にゴールを許して勝ち点1を分け合う結果に終わった。

 後半32分に孫が同点ゴールを挙げる直前、シティはラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)がペナルティーエリア内でカイル・ウォーカー(Kyle Walker)に手で押されたが、審判はPKの判定を下さなかった。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「われわれは多くのチャンスを逸したことで勝ち点を失った。得点していれば審判は関係ない。デジャブのような試合だった」とコメントしている。

 2700万ポンド(約39億円)で獲得したガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)がこの試合でデビューを飾った5位のシティは、22日の試合でチェルシー(Chelsea)がハル・シティ(Hull City)に勝利すれば、首位との勝ち点差が12まで広がることとなる。

 リーグ戦7連勝を逃したトッテナムは、チェルシーと同6差で2位となっている。

 トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は、ハムストリングの負傷で途中交代を余儀なくされたセンターバックのトビー・アルデルヴァイレルト(Toby Alderweireld)の状態については口をつぐんだが、劣勢を跳ね返したチームを賞賛している。

「あちらは、前半の方がいい内容で、もっと報われても良かった。0-0で折り返せてラッキーだった。2点差から追いつくのは容易ではないが、選手は信じて疑わなかった。このことが重要だ。これがわれわれにとって非常に大きなポイントなんだ」 (c)AFP/Tom WILLIAMS