【1月16日 AFP】16-17イタリア・セリエAは15日、第20節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は1-2でフィオレンティーナ(Fiorentina)に敗れた。

 リーグ戦5連勝を狙って敵地に乗り込んだユベントスだったが、今季ここまでも何度かあったように、この日も全力で向かってくるホームチームの激しいプレーにさらされ、前半37分には中国の天津権健(Tianjin Quanjian FC)から狙われているといううわさのニコラ・カリニッチ(Nikola Kalinic)に先制点を許した。

 さらにミラン・バデリ(Milan Badelj)に追加点を決められたユベントスは、すぐさまゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)が1点を返したものの、終了間際の好機にはパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)がシュートを大きく外すなど同点ゴールは生み出せず、昨年11月末のジェノア戦以来となる敗戦を喫した。

 ユベントスはこれで今季リーグ戦4敗目。1試合消化が少ない状況ではあるが、同日勝利した2位ASローマ(AS Roma)との勝ち点差は1に縮まった。同じく勝利した3位ナポリ(SSC Napoli)、4位ラツィオ(SS Lazio)との勝ち点差もそれぞれ4ポイントと5ポイントに詰まっている。

 ローマ、ナポリ、ラツィオ、さらには前日のインテル(Inter Milan)と、今節は上位チームがそろって勝利した。2月8日に行われる未消化分のクロトーネ(FC Crotone)戦の結果次第では、再び勝ち点差を広げることができるユベントスだが、前人未到のリーグ6連覇はそう簡単ではないと意識せざるを得ない状況になりつつある。

 チームを率いるマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、「これではっきりした。優勝争いはまだ終わってなどいない」とコメントした。

「ローマとナポリがわれわれのすぐ後ろにつけているし、最後までもつれる可能性もある。この敗戦を、自分たちへの戒めにしなくてはならない。ユベントス戦となると、対戦相手はどこも100パーセント以上の力で向かってくるんだ」 (c)AFP/Justin DAVIS