【1月13日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は12日、半世紀にわたって続けてきたキューバ移民優先受け入れ政策の廃止を発表した。今後、キューバ移民による米在留には他の中南米諸国出身者と同様の制限が課される。

 米国は1960年代に、共産主義国のキューバから逃れてきた移民に優先的に米市民権を与える政策を導入した。

 オバマ大統領は声明で、退任前の最後の一つとなった今回の措置について「米国の移民政策の一貫性を高める」と述べた。

 キューバ政府は同日、オバマ大統領の決定を「2国間関係をさらに前進させる重要な一歩だ」と歓迎した。(c)AFP/Andrew BEATTY