【12月26日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、自身の古巣であるチェルシー(Chelsea)の過密日程時の試合予定が非常に優遇されていると主張したものの、リーグ側に不満を漏らすことは意味の無いことだと考えている。

 現在リーグ首位に立つアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督率いるチェルシーは、年末年始の3試合を10日間で戦うものの、ユナイテッドとアーセナル(Arsenal)は8日間、リバプール(Liverpool FC)は7日間で同じ試合数をこなさなければならないことを発見し、モウリーニョ監督はショックを受けている。

 チェルシーは今季欧州大会に出場しないことですでに余裕があるが、モウリーニョ監督はこのクリスマス期間の緩い日程がさらなるアドバンテージになると考えている。

 (日程の)一貫性の無さについて問われたモウリーニョ監督は、「何故かって?何も知らないね。チェルシーについては喋らない。数年前はリバプールにも同様のことがあって、今年もそうなった」と応じた。

「欧州大会に出ていないチームには大きなアドバンテージがあるのは確かだ。そこへ持ってきて、最初の過密日程の可能性がある。もし、それがなかったとしたら、そこに違いが生まれるのは明らかだ」

「休養1日で試合をするのと休養4日で試合をするのに違いがあるかを理解するのに、科学者なんかにならなくたっていい。全く違うからね。私にとっての論点は、何故? ということだ。しかし、この数年誰も答えてくれない。私もチェルシー時代にそうだったからね

 モウリーニョ監督は、この件について自身やクラブがプレミアリーグ側に対して抗議しなかったのかと問われたが、「いいや。あちら(リーグ側)はやりたいようにやっている。テレビ局を言い訳に使うだろう。テレビ局は、あるクラブをある日にプレーさせたがる。クラブはその日にプレーすることになる。そこにはいつだって理由があるものだ。そういうこと(抗議)で時間を無駄にしたくはない」とコメントした。

 ユナイテッドは26日、サンダーランド(Sunderland AFC)と対戦する。(c)AFP