【12月25日 AFP】オランダで末期の脳腫瘍患者の少年テイン・コルステレン(Tijn Kolsteren)君(6)が始めた、人々の爪を派手な色に塗って他の病気の子どもたちのための寄付を募る活動が24日終了し、250万ユーロ(約3億円)以上が集まった。

 テイン君は5月に末期の脳腫瘍と診断された。3日前にこの活動を始めたところ、たちまち人々の心を捉え、最終日の24日までに集まった総額は260万ユーロ(約3億1900万円)以上に達した。

 寄付を募るインターネットのウェブサイトは「爪を塗って寄付をして、そして友達3人に同じ行動を呼び掛けてください」と述べるとともに、「#lakaan (爪を塗りました)」のハッシュタグを付けて画像をソーシャルメディアに投稿するよう求めていた。

 寄付の呼び掛けは、ラジオ局3FMの3人のディスクジョッキーがガラス張りの部屋に6日間食事を取らずにこもり、寄付を募る恒例のチャリティーイベントの一環で行われた。集まったお金は赤十字に寄付することになっている。

 23日にはマルク・ルッテ(Mark Rutte)首相も参加し、自身の爪に深い青色を選んでいた。(c)AFP