【12月21日 AFPBB News】世界の第一線で活躍する日本人パルクール(Parkour)アスリート、ZENこと島田善(Zen Shimada)さん(23)が21日、東京都港区で、「2本のバーの間を飛んだ最長距離(Longest Distance swung between 2 bars)」のギネス世界記録(Guinness World Records)を打ち立てた。

 ZENさんはバーにぶらさがり静止した状態から、勢いをつけて3.5メートル離れた2本目のバーに飛び移る記録に挑戦。見事成功し、ギネス世界記録公式認定員の小池真理子(Mariko Koike)さんから認定証を授与された。

 パルクールとは、跳ぶ、登る、走るなど動作に加え、鉄棒や回転運動を取り入れ移動するフランス発祥のストリートスポーツ。街や自然の中を立ち止まることなく駆け抜け、身一つで軽々と障害を乗り越えるアクロバチックな動きで、近年メディアからも注目を集め、「現代の忍者」と例えられることもある。

 これまでのギネス記録は2010年に英南部ハンプシャー(Hampshire)で樹立された3.2メートル。記録を大幅に更新したZENさんは、日ごろのトレーニングの成果を強調しつつ、「(パルクールを始めて)ギネスへの挑戦など、見えなかった景色が見えてきた。次の目標は世界大会で1番になること」と更なる高みに向けて目を輝かせた。 (c)AFPBB News