【12月19日 AFP】韓国の国政介入疑惑の渦中にあり、詐欺などの罪に問われた崔順実(チェ・スンシル、Choi Soon-Sil)被告(60)が19日、公判準備手続きのためソウル中央地裁に出廷した。

 朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)大統領に大きな影響力を及ぼし、「女ラスプーチン」とも呼ばれる崔被告が公の場に姿を見せたのは10月以来。朴氏はこの問題をめぐって議会で弾劾訴追案が可決され、職務停止に追い込まれている。

 崔被告は、自身が管理し、私物化したとされる2つの財団に対する財閥からの巨額の「寄付」などに絡み、横領や職権乱用の罪などに問われている。

 朴大統領の長年の友人である崔被告は大統領に対する影響力を利用して、財閥側に多額の資金提供を強要した罪にも問われている。(c)AFP