【12月19日 AFP】英BBCは18日、2016年の「BBCスポーツ・パーソナリティー・オブ・ザ・イヤー(BBC Sports Personality of the Year)」を発表し、男子テニスのアンディ・マレー(Andy Murray)が歴代最多となる3回目の選出を果たした。

 自身2度目となるウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)と五輪でのタイトル獲得に加え、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)から世界ランキング1位の座を奪った29歳のマレーは、さらなる栄冠で記憶に残る一年を締めくくった。

 マレーは、五輪のトライアスロンで2個目の金メダルを獲得したアリステア・ブラウンリー(Alistair Brownlee)とリオデジャネイロ五輪の馬術障害飛越個人で表彰台の頂点に上がったニック・スケルトン(Nick Skelton)を抑えての受賞となった。

 現在トレーニングを行っている米フロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)で、ボクシング元ヘビー級王者のレノックス・ルイス(Lennox Lewis)氏からトロフィーを贈られたマレーは、「妻(キム<Kim>さん)には言いたいことがある。というのも、1時間前くらいに彼女がニック・スケルトンに票を入れたと言ってきたんだ。クリスマスがもうすぐなのに、賢明だとは言えないね」と冗談を飛ばした。

 2013年と2015年にも同賞に輝いているマレーは、「投票してくれたすべての人に感謝の意を示したい」と周囲のサポートに謝意を表した。

 また、今年一児の父になったマレーは、「私の妻と娘にも深く感謝したいです。彼女(娘のソフィア<Sophia>ちゃん)は、これがまだ何を意味するのか知らないけれど、数年後にはわかるでしょう」と語った。

 一方、外国人年間最優秀スポーツ選手賞「BBCオーバーシー・スポーツ・パーソナリティー・オブ・ザ・イヤー(BBC Overseas Sports Personality of the Year)」には、リオ五輪で金メダル4個と銅メダル1個を獲得した体操女子のシモーネ・バイルス(Simone Biles、米国)が選ばれた。(c)AFP